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紙の日報を、月末にExcelへ打ち直す仕事をなくす|小さな会社の作業日報を自動で集計する方法

2026年11月6日 / 日報

月末になると、紙の日報の束をめくりながら、Excelに数字を打ち直していませんか。

作業時間、作った数、止まった時間。30日分、人数分。打ち終わったら、今度はそれを足して月のまとめを作る。この打ち直しは、「書く形」と「集計する形」が別になっていることから起きます。 形をそろえれば、月の集計はExcelだけでも自動にできます。

この記事では、高いシステムを入れずに、今日から始められる順番で説明します。


なぜ、月末に打ち直しが起きるのか

原因はひとつです。日報が「人が読むための形」で書かれていて、「集計するための形」になっていないからです。

紙の日報は、1日1枚、1人1枚が基本です。読むにはわかりやすいのですが、集計しようとすると、30枚×人数分をめくって数字を拾い直すしかありません。Excelの日報でも同じことが起きます。「1日1シート」「1人1ファイル」で作っていると、月末にコピーと貼り付けを繰り返すことになります。

つまり、打ち直しを減らすいちばんの近道は、入力を頑張ることではなく、最初から集計できる形で記録することです。

今日からできること:日報を「1行に1件」の表にする

まず、日報の置き場所をひとつの表にまとめます。1日1シートではなく、1件の作業を1行で書いていく表です。

日付名前作業時間(分)数量停止(分)停止の理由
11/5山田組立24012015部品待ち
11/5佐藤検査3003400
11/6山田組立27013525段取り替え

ポイントは3つです。

これだけで、日報は「読むための紙」から「集計できるデータ」に変わります。

月の集計は、SUMIFS関数で自動にする

表が「1行1件」になっていれば、月のまとめは関数で自動に出せます。別のシートに「集計」シートを作り、A列に名前を並べて、たとえば11月の作業時間の合計を出すなら、次のように書きます。

=SUMIFS(日報!D:D, 日報!B:B, $A2, 日報!A:A, ">="&DATE(2026,11,1), 日報!A:A, "<"&DATE(2026,12,1))

「日報シートのD列(時間)のうち、名前がA2の人で、日付が11月のものを合計する」という意味です。数量や停止時間も、最初の D:D を E:E や F:F に変えるだけで同じように出せます。

月が変わったら、DATEの中の月の数字を変えるだけ。毎月の打ち直しと足し算が、この1行に置き換わります。

関数が苦手なら、ピボットテーブル

関数を書くのが不安なら、表を選んで「挿入」→「ピボットテーブル」を使う方法もあります。行に「名前」、値に「時間」を入れるだけで、人ごとの合計が出ます。日付をグループ化すれば月ごとにも分けられます。日報に行が増えたら「更新」を押すだけです。

関数も面倒なら:貼るだけで月の集計が出る道具

「関数を書く時間もない」「まず今月の数字だけ見たい」という方のために、日報を貼り付けるだけで月のまとめが出る道具を用意しました。このページの中で、そのまま使えます。

貼ったデータは、お使いのパソコン・スマホの中だけで計算します。どこにも送信・保存しません。まずは「見本で試す」を押すと、動きがわかります。

画面が小さくて使いにくいときは 道具だけを別の画面で開く こともできます。

紙をやめられない現場なら、入力の入口だけ変える

「現場は手が汚れる」「パソコンの前に座る時間がない」。そういう現場では、紙をすぐやめるのは現実的ではありません。

その場合は、紙の書式を、打ち直す人がそのまま上から順に入力できる並びに揃えるだけでも、月末の時間は減ります。Excelの列の順番と、紙の欄の順番を同じにするのがコツです。

もうひとつの方法は、スマホから選ぶだけで送れる入力フォームを入口にすることです。無料のフォームサービスでも、送られた内容を表に1行ずつ自動で貯めることができます。そうすれば、上の「1行1件の表」が勝手にできあがっていきます。

それでも残る、3つの壁

ここまでで、多くの会社では月末の作業がかなり軽くなるはずです。それでも、続けていくと次のような壁にぶつかることがあります。

  1. 入力そのものが面倒で、続かない。 Excelの小さな文字や、項目の多いフォームは、現場では敬遠されがちです。結局「あとでまとめて書く」に戻ってしまいます。
  2. 会社ごとに、見たい数字が違う。 停止の理由ごとの時間、製品ごとの不良数、人ごとの残業。市販のテンプレートや日報アプリは「だいたい合う」けれど、「うちが本当に見たい表」にはならないことが多いものです。
  3. 人が増えると、表が崩れる。 誰かが列を足したり、言葉を変えたりした瞬間に、関数の集計がずれます。直せる人が社内に1人しかいない、という状態も起きがちです。

この壁は、Excelの使い方が悪いのではありません。汎用の道具を、自分の会社の形に無理に合わせていることから来ています。

御社の日報の形に合わせた、専用の道具にするという選択

壁を越える方法のひとつが、今の日報の書式のまま入力でき、月の集計まで自動で出る、御社専用の小さな道具をつくることです。

大きなシステムを丸ごと入れるのではなく、「日報だけ」を小さく置き換えます。どんな形になるのか、料金や流れは次のページにまとめています。

上の「日報まとめ」で集計した結果を見て、「本当はこの数字も見たい」「毎月貼るのも手間だ」と感じたら、それが専用の道具を考えるタイミングです。

まとめ

月末の夜に日報の束をめくる時間は、本来なら、現場を見たり、次の段取りを考えたりするための時間です。まずは今日、日報の表を「1行1件」に直すところから始めてみてください。

よくある質問

日報の集計を自動にするのに、高いシステムを入れる必要はありますか?

ありません。まずはExcelの日報を「1行に1件」の形に変えるだけで、月の集計はSUMIFS関数やピボットテーブルで自動にできます。システムを考えるのは、それでも入力の手間や書式の違いが残ったときで十分です。

現場の人がスマホやパソコンに慣れていません。紙のままではだめですか?

紙が悪いわけではありません。問題は「紙に書いたものを、あとで誰かが打ち直す」二度手間です。紙を続けるなら、打ち直す人が迷わない書式に揃えるだけでも時間は減ります。入力をデジタルにする場合も、選ぶだけ・数字を入れるだけの画面にすれば、慣れていない人でも続けやすくなります。

うちの日報の書式に合わせた道具を作ってもらうことはできますか?

できます。ちいさなおくりものでは、今お使いの日報(紙の写真やExcelファイル)を見せていただき、その書式のまま入力でき、月の集計まで自動で出る専用の道具をつくっています。料金は47,800円からで、相談とお見積りは無料です。

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